
一本のワインボトルのラベル(エチケット)には、思いのほかたくさんの情報が詰まっています。
また、ワインの成り立ちや各国の歴史を知るとより一層楽しく飲めるようになります。
正解と解説は全問回答後にあります。
さあ、クイズを通して楽しく飲みましょう!
QUIZ START
#1. 底が上げ底のようにくぼんでいるワインボトルをよく見かけますが、その理由は?
正解は「発生した澱をためておく」です。
ボトルでの熟成中に澱がはっせいすることがあります。飲んでも害はないとはいえ味わいに影響するので、注ぐ際に澱がグラスに入らないよう注意が必要です。上げ底のようなくぼみがあるボトルの場合、くぼみの部分に澱が溜まり揺れても澱は混じりにくくなります。

#2. 保存しているワインのコルクからワインが漏れ出る「液漏れ」の原因は?
正解は「保管場所の温度が高くなったため」です。
コルクが劣化して液漏れを起こすこともあります。
多少の液漏れは品質に問題ない場合もあるようです。

#3. シャンパングラスはフルート型という細長いものが主流ですが、パーティ等では底が浅く広いクープ型も使われています。その理由は?
正解は「早く炭酸が抜けるのでゲップが出にくい」です。
諸説ありますが、特に昔の欧米のマナーではゲップが大変嫌われ重大なマナー違反だったため、早く炭酸が抜けるように考案されたと言われています。

#4. ワインを別の容器に移し変えることを「デキャンタージュ」と言いますが、何のためにするのでしょうか?
正解は「ボトルに溜まった澱を取り除き、空気に触れさせるため」です。
澱はワインに含まれるタンニンや色素の成分などが熟成の過程で結晶化したもので、飲んでも害はありあませんが味を損なうことがあります。また、若いワインを空気によく触れさせることで香りを引き出し味わいをまろやかにする効果があると言われています。

#5. 赤ワイン100㎖のカロリーはどのくらい?
正解は「73kcal」です。
食品成分表の表記では赤と白が73kcal、ロゼが77kcalとなっています。

#6. 牡蠣(カキ)によく合うと言われている白ワインは?
正解は「シャブリ」です。
合う合わないに関しては諸説あり、また個人差もありますが、シャブリそのものがレモンの役割を果たしていると言われています。

#7. 古いワインを楽しみたい時、避けたいこととは?
正解は「出来るだけグラスを回し、空気と触れさせる」です。
出来るだけ空気と触れさせないようにするのがよいそうです。
#8. ワインの保管用に販売されているワイン・セラーとワイン・クーラー。違いは何?
正解は、「長期熟成用かそうでないかの違い」です。
明確な基準があるわけではありませんが、一般的にセラーは湿度調整機能等がついた長期熟成型が多いようです。

#9. ワイン評価ではロバート・パーカーJRの100点法がよく知られていますが、内訳は基本50点+外観5点+香り15点+味20点と残りの10点は何?
正解は「将来性」です。
以前からあったカリフォルニア大学デイビス校で発案された20点満点のデイビス法では、15~18点に集中してしまう傾向があった。これに対し、ローバート・パーカーJrが、もっと柔軟に評価できる方法として100点法を考案したもの。

#10. フォーテファイドワインと言われる酒精強化ワインですが、スペイン産のものは次のうちどれ?
正解は「シェリー」です。
マディラはポルトガル産、マルサラはイタリア産の酒精強化ワインです。
アルコール度数は14~22度ほどで、通常のワインより高めになっています。

Results
正解率が70%を超えました!なかなかワインに詳しいようですね。さらなる難問もありますからまたの挑戦をお待ちしています。

残念!正解率が70%に達しませんでした。
よくご存じですがもう少し知識を増やせば、よりよいワインライフが楽しめるでしょう!
